240615_No.106_支援者養成研修への提案5

AIは、作曲することもできるし詩を書くこともできます。しかし、あるAI研究者は、そのようなソフトを作らないと言い切ります。曰く、「人間が詩を書くからこそ意味があるので、AIやロボットが詩を書いたとしても、そこに意味はない」と･･･。

作品というものは、作者という肉体を持った人間の生活が積み重なってできた背景感情とセットにならないと、その作品（感覚刺激）を取り込んだ人に、意味ある意識や感情を抱かせないということなのでしょう。これについては、援助活動という、相手のこころにアクセスする行為と通底しているものだと思います。それは、泥臭かったり、予想もしないところからの影響を受けた豊穣さを伴っていたり、魔が差したとしか言い様がない迷いがあったり、第六感に導かれたものだったりという、意外性を伴っています。