ftlの特長
- 就職率75%定着率93%を実現する就労移行支援、就労継続B型事業所
- 障がい者の「働くことを通した自己実現」を徹底サポート
- 障がい福祉サービスにありがちな綺麗ごとに身を任せない支援
- 一人一人を見つめて行動する、机上の空論に逃げない支援
- 「欲求・要望」ではなく「ニーズ」を見抜く支援を目指す
- 支援プログラムの起点を、常に支援対象者ひとりひとりのニーズに置く
- 根幹にリアリズムを持つ、ニーズに即したプログラムの実践
- 個々の特性に応じた、健康で現実的な職業観が育つ場であること
- 単なる訓練の場ではなく、社会の中において生産者であることを自覚できる場を常に目指していること
- 働くことを通して自己有用感を持ち、社会と折り合って生きていく自信を持てる場を常に目指していること
障害者総合支援法に規定される、国の福祉サービスを実施する事業所です。当事業所は、「就労移行支援」と「就労継続支援B型」のサービス提供を行っています。
主な対象者は、知的障がいや発達障がいを持つ人達です。ただし、それ以外であっても当事業所の特性を生かせそうな人であれば、利用の対象となります。
就労経験のない人から、離職後に社会復帰を目指す人まで、様々な年齢の男女が対象になります。
訓練内容は、実際に働くという経験を通して、社会に対する自己有用感を獲得してもらうことをベースに、働きながら就労の継続に必要な持久力・習慣・社会規範・対人関係・スキルを身につけて行くものになっています。
また、対象者が就職した後の支援として、家族や関係支援者との連携や企業(職場)への支援があります。
直接支援業務には、様々な形がありますが、その判断基準は支援者の価値観ではありません。対象者の自立が危うくなることのないように支援を行うことを第一に考えます。
支援とは、傾聴するだけでは成り立つものではありません。そこには、高度な駆け引きも含まれます。また、積極的な働きかけも必要になります。どのような態度をとるにせよ、相手の特性(知)と境遇(情)に接近できなければ、アプローチは成功しません。支援者にとっては、高度なコミュニケーション能力(共有能力)を要求される内容ですが、それ故に達成感は大きなものになります。
- 健康で現実的な職業観を持つこと
- 対象者に向け、働く姿勢を体現し、感化することができること
- 対象者がより良い方向へ向かうために、ストレートに議論できること
- 組織に使われるのではなく、組織を動かして(創って)対象者を救うための戦略を持てること
- 自分の価値観よりも、「最短で対象者が健康的に働けるようになること」を優先できること
- より困難なケースに向き合える様になることが、自らの成長であるということを理解していること
- 対象者の自立を困難にする隘路を見つけ、一緒に突破することが使命であることを理解し、実践すること
- 「何を伝えたか」ではなく「どう伝わったのか」に集中できる支援者になること
- 相手の事情を理解し、それに合わせて伝え方を工夫することができること
- また、うまく伝わらない場合、それを支援技術向上のバネにできること
- 対象者に一目置くことができること
運営会社・フェスティーナレンテ株式会社について
運営会社名の由来は、ラテン語で『ゆっくり急げ』という意味です。
じっくりと丁寧に取り組むことが結果的に時間の節約に繋がるという考え方から来ています。これは、就労自立を目指す人たちにとっての要諦と言えます。
それをそのまま社名にし、障がい福祉サービスを行うために誕生した会社が、フェスティーナレンテ株式会社です。
一日の流れ
職員全体の打ち合わせをします。全体としての注意事項や連絡事項の確認をします。 | |
受講生(利用者)全員が集まり、勤怠情況の確認をします。各担当支援スタッフは、健康状態なども含め、受講生の様子をさりげなく確認します。その日の支援プランについて、微調整をする大事な時になります。 | |
受講生・職員共に、各部署に別れて、その日の打ち合わせです。業務内容の確認を行い、仕事に取りかかります。支援にあたるスタッフは、上司として指示を出し、一緒に働きながら部署として割り当てられている仕事の進捗状況を確認します。支援スタッフは個々の事情に配慮した支援計画を念頭に置き、受講生と共に働き、ミーティングなどで振り返りながら、支援や指導にあたります。 | |
昼休み。各々昼食と休憩をとります。仲間同士で雑談する人、疑問点を質問する人、一人でゆっくりと過ごす人など、様々です。それぞれ、午後の仕事に備えます。 | |
みんな、5分前精神で12:55には持ち場に待機。午後の仕事が始まります。午前、午後と通して、様々なことが起こります。注意力、集中力、持続力、労働習慣、マナー、報連相など、働き続けるために必要なことは、働いてみて初めて分かるものです。働く現場で気付く一つ一つのことが成長のきっかけになります。その一つ一つを可能な限り見逃さずに生かすことが支援の要諦です。まさに、支援者の眼力・判断力・行動力が問われる場面です。 | |
各部署で終礼が行われます。受講生にとっては、一日の締めくくりにあたり、ここで経験したことの意味づけをすることで、翌日をより良いものにすることができます。支援スタッフにとっても、とても大事な局面です。公共心を養う効果がある掃除や片づけの作業を終えると、受講生が退勤します。 | |
現場スタッフのミーティングを行います。本日の業務連絡や、支援に関する重要な共有事項は、この時に漏らさず確認します。翌日の予定も確認しておきます。 | |
ミーティング後は、各々で記録を入力したり、必要な連絡をとったりするなど、集中して残務を片づけます。行き詰まりそうなことがあれば同僚や施設長に相談するなど、それぞれが有効に時間を使います。翌日の準備も済ませて退勤です。お疲れ様でした。 |
就労ストーリー
「人間関係の難しさを乗り越えさせ、本当の社会参加を」
私が職員になって最初に担当した女性、Aさんの話です。
彼女には複雑な過去があり、時折、幻覚が見えたりします。
精神的に弱く、トラブルがあるとすぐに泣いてしまうこともあります。仕事でうまくできないことがあると、すぐにかたまってしまうこともしばしばでした。
私は積極的に彼女の話を聴いたり、トラブルに陥ったときには、なるべく具体的な対処法をスピーディーに示したりすることを心がけてきました。やがてAさんは事務補助の仕事で就職が決まりました。
ところが、3ヶ月ほどすると、同僚とうまくいかず、パニックになって電話をしてきました。
「辞めようかな。もう無理」
「ちょっと待って。何があったか、話してみて」
せっかく就職しても、定着できなければ意味がありません。私は先方の企業とも連絡をとり、席の配置の変更などを提案し、その場を乗り越えました。
本人は、その対応を大いに前向きに受け止め、今は4年、同じ企業で頑張っています。
今、彼女は職場のなかでリーダー的な存在になっています。ひとつずつ着実に仕事をこなしていくこと。すべてが思うようにはならないのだと理解させること。仕事の難しさよりも、人間関係。いやになってしまう理由は、平均的なひとと同じなのだと思います。
今、生き生きと働く彼女に会うのが楽しみです。
「二人三脚で大手印刷会社に合格!」
知的障害で全くコミュニケーションがとれなかったBさんのことが印象に残っています。
彼女が就職するまでには3年ぐらいかかりました。たいてい、1年から2年で就職が決まっていきますので、少し時間がかかりました。
「Bさん、おはようございます!」
そう声をかけると、踵を返してダッシュで逃げます。人と人とのかしこまった雰囲気に弱く、逃げ出したり、泣き出したりしてしまうのです。
私は根気強く、徹底的に声をかけ、引き止めて挨拶をやり直しました。向こうから話しかけているような気がするときでも、目が合うまで話さないようにしました。
1対1のビジネス・コミュニケーションに持ち込めるよう、怒らず、粘り強く目を見て話すことを繰り返したのです。少しずつ、Bさんは進歩しました。そしてなんとか人の話に耳を傾けられるようになったとき、二人三脚で企業の面接に行きました。
でも、何度か不採用の通知をいただくことになりました。
「大丈夫、きっと、Bさんを必要とする会社があるよ。だから、頑張ろうね」
Bさんは悲しそうでした。私は彼女に向く仕事の種類も考えました。
そして、とうとう、大手印刷会社への就職が決まったのです。原稿のスキャニングなどを担当し、積極的に働いているそうで、会うと笑顔で報告してくれます。
何よりも「仕事」で得た張り合いが、彼女をさらに変えたようです。
スタッフインタビュー・ftlを支える仲間達
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